北海道弁と生活習慣  小難しく見えるかもしれませんが、北海道人と交流するなら、 知っておいた方が絶対にお得でしょう。



Last updated 2010.12.20(Mon)
著作:たかはし@札幌市北区

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北海道式の挨拶 (^^;
- 北海道では、社会生活の効率重視、あるいは寒さから身を守る為に、
 挨拶に独特の交わしかたがある。
 (ほんとかどうかは良くしらないが)
- 以下は、本州出身人が実際に驚いたという実話である。
  • まず、朝の挨拶、
    「おはようございます」という時間は短い。太陽が空に上がり始めたら、  これを省略し、「毎度」「毎度さま」「居たかい?」とか、或いは、 ぶっきらぼうに、「やぁ、〜のあんばいはどうだい?」といった具合で、 いきなり本題に入る。
    本州から来た方々は、この光景に驚く人が多い。

  • そして夜の挨拶、
    「おばんでした」が一般的である。文法的には過去形だが、北海道では普通である。
    「おばんです」という地方もあるが、意味は同じ。
    丁寧にも、「おばんでございました」という人もいる。

  • ちなみに、レジの応対も....「以上でよろしかったですか?」

    最近、この言葉は北海道から全国に展開したとある居酒屋(判る人にはわかる^^;)が
    広めたという説があるが、今、皆様が閲覧しているこのWebサイト上では1997年6月の開設
    から上記のことは指摘しているので、このWebサイトも少なからず影響はあるはず。
    と、思いたい(ばきっ☆)

    だからといって、「おはようございました」と言う人は何故かいない。
    この理由は未だによくわかっていない。 ^^;

★「おはようございました」について続報..... (2004/02/06)

 少なからず、「おはようございました」と言う方は実際にいらっしゃるようです。
 以下の情報を電子メールで頂きました:
> 昨年、札幌のマンションに越しました。同じ棟のおばあさんが、エレベーターで
>「おはようございました」と言って、ぺこりとあいさつしました。私も北海道出
> 身(岩見沢、そのあと札幌、帯広、遠軽を経験)ですが、さすがに「おはようご
> ざいました」は聞いたことがなかったので、ぶっとびました。

                     Thanks 匿名さん (2004/02/05)

 北海道方言辞典(北海道新聞社発行 石垣福男著)を先ほど久々に眺めたのですが、
十勝東部の豊頃町で、昭和54(1979)年に収録した記録がありました。
 あと、四国地方にも「おはようございました」という地域があるらしいのですが、
こちらの真偽は当方では不明です。

イモと言えば..... (^^;
- 北海道は、じゃがいもの産地。だから、「いも」と言えば、ジャガイモ を指すのが普通。
 これが他の地方だと、決してそうではないから面白い。
「いも」といえば、
里芋を指す地域があれば、 九州の方では、「いも」といえば、薩摩芋になる。
(名前が名前だけどね)
- 道外出身の人と「いも」の話をする時は、要注意であろう。

 ちなみに、「わかさいも」は、 一見皮を剥いた薩摩芋のようであるが、
 あの主成分は、断じて芋ではない。
 σ(^^) なんぞは、中学生の時の修学旅行の時のバスガイドのお姉さんに 馬鹿にされるまでは、あれは薩摩芋が原料だと思っていた。
 (その場の殆ど全ての同級生も同じレベルだったのが救い)


真冬にTシャツ着てアイスクリームを食べる.....
- 現在の北海道の住宅は、明治の開拓時代から各種方面から研究と実験を重ねて実用化した、
 世界に誇れる「寒冷地仕様」の住宅である。
 気密性が高く、断熱性も高い上、常に暖房をフル稼働させるので、家の中は 本州の一般的な家より暖かいのである。
 そのような状態であるので、家の中は30℃を越すことも珍しくない。

- だから、Tシャツになっても大丈夫なのであり、アイスクリームが食べたくなるのである。
 故に、北海道の店は年間を通してアイスクリーム各種商品が販売されている。

- そんなに暖房が効くなら、少し節約を考えて、こまめに暖房を切ればよかろう、
 と思われる方々もいるだろう。
 しかし、やはり冬の北海道は甘くない。暖房を切れば、再び暖かくなるまでの 時間がかかり、
 やはり寒さを凌げない。
 この当たりの暖房技術はまだまだなのかもしれない。 ^^;


自動車税の軽減
- 北海道の自動車税は、他都府県に比べて安いという話を聞くことがある。
 実際それは事実であった。10% 〜 15% は安い。

- 「事実であった。」と、過去形なのは、実は2004(平成16)年から、この措置が段階的に無く
 なるからである。

- 安くしていた根拠として、冬季の1ヶ月〜2ヶ月の連続期間、自動車の運行が、 除雪の不備などで不可能な地域の存在があったことである。
 そして、昨年(2002年)冬から、北海道庁でこの実態を調査したところ、1ヶ月 以上も自動車の運行が不可能になるような地域は存在しなくなったことが明白に なったのが、自動車税軽減措置廃止の根拠でもある。


寒冷地手当て
- 別名に、「石炭手当て」「石油手当て」「暖房手当て」「燃料手当て」などあるが、意味は同じ。

- 北海道・東北の企業や公務員には、冬の寒さを凌ぐのに必要不可欠な暖房燃料費や衣服費などを、 毎月の給料やボーナスとは別枠で支給する、という特別な手当てがある。
 最近は、このような手当ての無い企業も多い。

- このような手当てが出る企業は、おおむね、毎年10月〜12月上旬に手当てが支給される。

- 昔は、「石炭手当て」という名前が一般的で、文字通り一冬を過ごすに必要な量の石炭が買えるだけの 手当てが最低限支給された。
 しかし、正式名称は今も昔も「寒冷地手当て」である。

- 現在の寒冷地手当ては、単身者は 800L前後、所帯持ちは 1200L 前後を基準として、 その年の10月の灯油の時価をもとに手当ての額を決める。


「ベツ」「ナイ」で終わる地名が多い訳〜先住民との関わり
- ご存知の方も多いと思うが、北海道には和人文化とは異なった文化を持つ先住民が元々住んでいた。

- 明治維新以後、北海道の開拓は本格的に始まるが、1879(明治12)年公布の郡区町村編成法 で、法的に集落などの名前が付けられたが、北海道の場合実際は、先住民が使っていた 地名の多くをそのまま尊重・反映したものであった。

- 「ベツ」は先住民の言葉で「(氾濫する)河川」を意味する。
- 「ナイ」も先住民の言葉で「(流れの静かな)河川」を意味する。
 これらが地名に登場してくる理由のひとつに、先住民が河川を目標物のひとつにしたり、 居住の拠点としていたからだと言われている。
 日高地方の静内町には、大きなコタン(集落)があったという話もある。

- 「ベツ」で終わる市町村名は、北海道の 212市町村中、26市町村(12.2%) である。
 「ナイ」で終わる市町村名は、北海道の 212市町村中、7市町村。
 札幌も「サッポロ・ベッ」(乾いた、大きな、川)が地名の語源である。


てんぷら・サビオ・カットバン
- 「てんぷら」は標準語である。しかし、北海道ではなぜか2つの意味があり

「天ぷら」これは標準語用法。
「さつま揚げ」北海道的用法。

のように用いる。北海道では、年代問わず広く使われている。

- 起源は定かではないが、両方とも揚げ物であることに由来するようである。

- 「サビオ」「カットバン」は、ばんそうこうの商品名である。
 「ばんそうこうつける」の代わりに「サビオつける」の様に用いる。

- どちらかというと、都市部よりは田舎、若年層よりは中年以降の年代層に多い.

- これは、本州よりも物資の流通がままならなかった北海道では、ばんそうこうに限らず、 入手できる品物が限られていた為に、複数の会社の製品を識別する必要性が無かった為であろう。

- 昭和から平成に変わる頃にはこのような物資の流通も少しづつ改善され、札幌であれば、 ちょっと変わったものを入手するにも、東京へ出向かなくても大丈夫なようになってきた。


やきとり
- 「やきとり」も標準語である。しかし、北海道の道南地方に限っては、
 「やきとり」=「豚の精肉の串刺し」である。

- 函館市とその近郊に展開する、「はせがわストア」という、コンビニとスーパーマーケットの
 中間のような店がある。
 そこには「やきとり弁当」という名物弁当があり、「やきとり」に「豚の精肉」が使われている。

- なぜ「豚の精肉」なのかというと、特に2次大戦後、鶏肉が不足し、入手困難だった時期
 があり、その頃に代替品として「豚の精肉」が流用されたことに始まる。と言われている。