根室本線(滝川〜富良野〜帯広〜釧路〜根室)

〔最終更新日: 2014/12/27〕
 北海道の東西を連絡する幹線鉄道として敷設。
 当初は、旭川〜釧路を連絡する幹線鉄道として、旭川・釧路双方から建設が始まる。
 旭川〜釧路間 全線開通後、富良野〜滝川、釧路〜根室への延伸がなされ、現在の根室本線の形となる。

 現在は、釧路以西と釧路〜根室で運行系列が完全分離。
 つまり、札幌から厚岸や根室へ行く直通列車は無い。反対に根室から、帯広や札幌へ行く直通列車も無い。
 釧路〜根室間は、「花咲線」という愛称で運行されている。

路線概要

※ NASA World Wind 1.3 のランドサット衛星画像を使用しています。

根室本線路線ルート図

総延長  443.8km (営業キロ・時刻表より)
全線開通 1921(大正10)年 8月 5日

この路線は全区間単線・非電化である。滝川で函館本線に接続する。

・略史

1900(明治33)/12/02  下富良野(現富良野駅)〜鹿越(現南富良野町)開通
(北海道官設鉄道・十勝線として)
1901(明治34)年  07/20 釧路〜白糠 開通(北海道官設鉄道・釧路線として)
 09/03 鹿越〜落合(現南富良野町)開通(北海道官設鉄道・十勝線として)
1903(明治36)年  03/01 白糠〜音別 開通(北海道官設鉄道・釧路線として)
 12/25 音別〜浦幌 開通 (北海道官設鉄道・釧路線として)
1904(明治37)年  08/12 浦幌〜豊頃 開通(北海道官設鉄道・釧路線として)
 12/15 豊頃〜利別(現池田町)開通 (北海道官設鉄道・釧路線として)
1905(明治38)年  04/01 国有鉄道化
 12/01 利別〜帯広 開通
1907(明治40)/09/08 帯広〜落合(現南富良野町)開通
 (旭川〜釧路 全線開通)
1909(明治42)/10/12 名称変更 国鉄 釧路線
1913(大正 2)/11/10 滝川〜下富良野(現富良野駅)開通、旭川〜下富良野を「富良野線」として分離。
 名称・区間変更 釧路線 → 釧路本線 滝川〜釧路
1917(大正 6)/12/01 釧路〜厚岸 開通、釧路駅移転(西へ 1.8km、現在の釧路駅)
1919(大正 8)/11/25 厚岸〜厚床(現根室市)開通
1920(大正 9)/11/10 厚床〜西和田(現根室市)開通
1921(大正10)/08/05 西和田〜根室 開通 (全線開通) 名称変更 釧路本線 → 根室本線
1942(昭和17)/04/01 駅名変更 下富良野 → 富良野
1966(昭和41)/09/30 線路付替 新得〜落合 (新狩勝トンネル開通)
1991(平成 3)/07/01 愛称設定 花咲線 (釧路〜根室)
1991(平成 3)/10/22  線路付替 野花南(現芦別市)〜島ノ下(現富良野市)
 改キロ -3.0km(滝里ダム建設により、滝里トンネル建設開通によるもの)

旧狩勝トンネル

※ NASA World Wind 1.3 のランドサット衛星画像を使用しています。

狩勝トンネル付近ルート図

※灰色:国道38号線 赤色:現在の鉄道ルート 青色:開業時から使用されていた鉄道ルート

 この付近は、日高山脈の北端から大雪山系につづく分水嶺になっている。
 北海道の内陸を東西に結ぶには、どうしても山岳地帯を越えないといけない地形になっている。
 明治40年、この区間は開通するが、最も難工事区間であったことは間違いない。

 新路線(赤で示す)は緩和されているものの、旧路線(青で示す)はかなりカーブが多い。
 これは、幹線鉄道の勾配は、25‰〔パーミル〕以下(1km 進んで、標高差 25m以下)という施工基準がある為。

 この付近は、十勝平野から峠超えするような地形になり、標高差約400m 余りを施工基準の勾配以下で峠超えするため、
このようにカーブが多くなっている。

 新狩勝トンネルは昭和41年に開通するが、現在はトンネルの途中で昭和58年に開通した石勝線と合流する。
 新狩勝トンネルの左側で、下へ行くのが「石勝線」。上に行くのが従来の「根室本線」。

 石勝線が開通する前は、帯広・釧路方面の列車は全て滝川からの根室本線経由だったが、
 現在は、全て石勝線経由。

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