津軽海峡線(函館〜木古内〜中小国〜青森)

〔最終更新日: 2024/01/19〕
青函トンネルを中心とする、北海道と本州を接続する区間。
「津軽海峡線」というのは通称(愛称)で、函館〜青森の区間の総称。
青函トンネルを含む木古内〜中小国の区間は、新幹線規格で建設されており、在来線と共用である。

本州側は津軽線、北海道側は江差線に接続し、函館まで電化されている。
2016年 3月26日以降、在来線旅客運行はしておらず、従来の共用区間は貨物列車との共用状態である。

青函トンネルを含む、本州側の津軽線 中小国(現 青森県蟹田町) まで、JR北海道の営業路線である。
また、「海峡線」と略称されることもある。
現在運行されている 特急列車 新幹線は、速度制限がされており、およそ25分(130km/h 〜 140km/h) で青函トンネルを通過する。

路線概要

※ NASA World Wind 1.3 のランドサット衛星画像を使用しています。

総延長 87.8km(木古内〜中小国/営業キロ・時刻表より)
全線開通 1988(昭和63)年 3月13日
全線廃止 2016(平成28)年 3月25日(中小国 〜 木古内)

青色区間:既存在来線電化区間(津軽線・江差線)
赤色区間:津軽海峡線/北海道新幹線の一部分として建設された区間
水色区間:青函トンネル本体

津軽海峡線路線ルート図

・略史
 1961(昭和36)/03/23 北海道側(福島町吉岡)で青函トンネル斜坑 掘削開始
 1967(昭和42)/03/24 北海道側(福島町吉岡)で青函トンネル先進導坑 掘削開始
 1971(昭和46)/11/27 青函トンネル本坑 起工式
 1983(昭和58)/01/27 青函トンネル先進導坑 貫通
 1985(昭和60)/03/10 青函トンネル本坑 貫通
 1988(昭和63)/03/13 木古内 ~ 中小国(現 青森県蟹田町) 開通 〔全線開通〕
 1990(平成 2)/07/01 駅新設 知内(現 知内町・道の駅併設)
 2005(平成17)/05/22 北海道新幹線 起工式
 2006(平成18)/08/27 この日を以って、北海道新幹線建設工事に伴い、ドラえもん海底列車運行終了。
 2008(平成20)/03/15 ダイヤ改正にて、寝台特急北斗星(札幌~上野)1編成廃止。北海道新幹線建設工事に伴うもの。
 2010(平成22)/12/04 東北新幹線 新青森駅延伸開業に伴い、特急白鳥・スーパー白鳥の営業区間を変更。
           (函館~八戸 → 函館~青森~新青森)
 2014(平成26)/03/15 ダイヤ改正にて、知内駅廃止 → (仮称)湯の里信号場、吉岡海底駅と竜飛海底駅廃止。
 2014(平成26)/06/11 (仮称)湯の里信号場 → 湯の里知内信号場、(仮称)新中小国信号場 → 新中小国信号場 正式名称決定。
 2014(平成26)/12/01 木古内 ~ 奥津軽いまべつ間にて、新幹線車両の試験運行開始。
 2016(平成28)/03/22 新幹線開業準備のため、在来線旅客運行を終了。
 2016(平成28)/03/25 新幹線開業のため、在来線としての津軽海峡線は廃止。
 2016(平成28)/03/26 木古内 ~ 中小国 北海道新幹線として開業。


 この路線は木古内〜中小国間複線・電化である。木古内で江差線に接続し、中小国で津軽線へ接続する。
 それ以外の区間、函館〜木古内、中小国〜青森は、電化されているが、殆どの区間単線である。


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