不都合な真実集 - 交通マナーは悪いです。

文責: たかはし@札幌

格言:北海道では煽られたら、素直に道を譲りましょう... (^^;

歩行者は平気で斜め横断

北海道では、他の都府県と比較して、歩行者特に老人の歩行者の死亡事故が多い。
一般的には、車を運転する側の非が論議されるが、これは現実を知らないといわざるを得ない。
更に、札幌のような都市と地方の町村部では、多少交通事故の形態がちがう。

札幌の場合、昼間の交通量が圧倒的な道路で、夜もそれほど交通量が減らないような道路は要注意である。
昼間はさすがに居ないのであるが、夕方、夜間にとんでもないところを横断するのである。
暗いと視認性が極度に下がるので、昼間より発見は遅れる。

スピードダウンで防げるものではなく、歩行者や自転車の交通マナーとモラルの問題の方が大きい。
あとは、中央分離帯のすぐ横をふらふら走る自転車。
嘘のような話であるが、札幌では時々ある光景である。

町村部の場合、無理な横断をしでかす歩行者が多い。
通過する車を待ってるのかな?と思って、走行していると、手前30mくらいまで接近したところで、「突如として横断」し始めようとするのである。

こうした事実は警察の方では、なかなか歩行者の過失として認めたがらない。
あくまでも「スピードダウンありき」なのである。


効果の上がらないSS運動・効果のある某ラジオ局の取り締まり情報

北海道では、ご存知の方も多いと思うが、毎年都道府県別集計での死亡者数ワースト1を記録している。毎年600人前後の交通事故死者を計上する。

 ※ 編者追記(2012/06/16)
  北海道の交通事故死亡者数は、その後の数々の施策で、この記事を書き起こした1997年当時比で半分未満に減少し、
  死亡者数ワースト1は、2010年から愛知県あたりに譲っている。
  最近目立つのは、歩行者と自転車の無謀な行動だ。

この集計方法には異論も多いが、北海道公安委員会が免許更新のときに説明する内容を元にすると、人口10万人あたりの事故率は、都道府県別では20位以下である。普段から注意しているのである。

でも、死亡事故率は人口10万人あたりでは最高である。これでは短絡的な感もあるが、「スピードの出しすぎ」であると分析されてしまう。

確かにスピードを出せば、事故起こした時に死亡する確率は高くなる。
死亡事故の一つの要因であることは間違いないが、すべてを「スピードの出しすぎ」で済ませるのは、ちょっと現実離れしてる気がする。

SS運動とは、Speed-down(スピードダウン)と、Sheet-belt (シートベルト)を励行して安全運転しよう、という北海道公安委員会の啓蒙運動である。
札幌市内を走り回るタクシーや企業の営業車には、「SS運動実践車」なんて いうステッカーも貼ってある。


 ※ 編者追記(2012/06/16)
  最近は、「SS運動実践車」ステッカーは、見かけなくなった。
しかし、実際には「SS運動実践車」が傍若無人な運転だったり、猛スピードで爆走してたり、挙げ句の果てには、その車が主な原因で事故を起こしてたりする。つまり、効果はそれほど上がっていない。

一方で、平日の日中に取り締まり情報を流すラジオ局があるが、これは、「安全運転を啓蒙する」という目的のもとでやっているということである。
隠れて違反をしでかす人を助長するという意見もあるのだが、全体的な平均速度がさがり一定の効果があるが、その分それでも違反をしでかしたら容赦なく取り締まる、という警察側の意見もある。


合図を出さない北海道人の運転

筆者自身が、首都圏で6年間車社会を経験し、1992年4月に札幌に戻って来て一番危険を感じた事は、

『とにかくウインカーを出さない』

という事だ。
これは、ほぼ100%「確信犯」である。
そして、これは札幌と旭川で顕著である。
どういう事かを列挙すると、

といったところである。全て事故を誘発するものである。
なれあいの気質が変化して、エゴイズム化している。
もし、貴方が安全運転を自称するのであれば、きちんとウインカーはつけているはずである。

驚くことに、北海道警察のパトカーまでこういう基本的なことを守らない傾向があり、心当たりがあれば自戒していただくしかない。
それ以前に、見本を示すべきパトカーのウインカー(合図)省略はかなり問題である。


 ※ 編者追記(2003/06/02)
  最近、ウィンカーも手信号もを全く励行しない、不届き者も見かけます。
  これは確信犯でしょうが、自信過剰を露呈しているようなもんですね。。
  スピード違反より、合図不履行の取締りを強化してほしいです。 < 北海道警察


危険な外側からの右折割り込み

これは、札幌市内で顕著である。特にタクシー。

先を急ぐため、危険を帰り見ずにする行為である。
片側3車線以上の道路で最も内側の車線の交差点を直進する際は、これに注意しないといけない。
筆者も何回か遭遇し、あわや交通事故という状況になったのだ。

本来はこんなタクシーの運転手を黙認するのは危険物を放置しておくのに等しいが、自己防衛のためには知っておくべき事柄であろう。

交差点で右折車を見ると思いっきり加速

この傾向が強いのは、特にタクシーとモラルの欠如が著しいと思われるドライバー。
運転者を眺める限り、年齢的には男女問わず、若年層よりは団塊の世代以上の熟年層に多い。

タクシー運転手の全てにモラルハザートがある訳ではないと思うのだが、多いことだけは事実である。

これも危険物の放置に等しいが、自己防衛のためには、余裕を持つ以外に手段が無い。
もし、貴方に「右折車みたら、進路を妨害させないように加速」の心当たりがあれば、次の運転からそのようなことは一切止めて頂きたいところである。


番外編 — 路側帯で左折待ち

 これは、札幌ではよくある光景のひとコマである。
 最近整備された道路は、車道の両側に乗用車が1台収まる幅の路側帯がある。

これでいいのか左折車 この路側帯は、主に緊急自動車(救急車など)がすり抜けられるように幅を広くとってある。
交差点以外では、携帯電話などの通話に一時停止するスペースとして使ったりする分には、特に問題はなかろう。

これは信号待ちで停止しているのである。
左の写真撮影場所は郊外だが、都心部でもこのような左折車を見かける。
こういう左折車が原因で救急車の通路を塞いだことにより、人命が失われる原因になったとしたら、どう責任が取れるのだろうか。。。



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