「北海道」命名の由来  ・最近、あまり語られなくなってきた「北海道」命名の由来についてです。
〔最終更新 2010.12.20 〕


松浦武四郎
 北海道の名前は、1869(明治2)年8月15日、当時、蝦夷地探検家で知られていた松浦武四郎なる人物
 の意見が採用され、太政官布告(だじょうかんふこく)によってつけられたことは、日本近代史で
 周知のことです。

 この「北海道」という地名も先住民族の言葉が元になっているようです。

 北海道の先住民族(アイヌ民族)は、自分たちの国のことを「カイ」と言っていたようです。
 (「国」という概念よりは、「自分たちの世界」という概念が近いと思うが...)
 何故「カイ」なのか、というと、これは複数の諸説あるようで、今のところ定説は無いようです。
 その中で面白い説なのは、「蝦夷」を音読みすると「カイ」になり、それをそのまま呼称していたというもの。
 「蝦夷」という言葉は、中国では唐の時代の文献に出てくるようです。

 では、なぜ「蝦夷」なのか。
 一般的に「蝦夷」という言葉は卑称とされているようですが、「蝦」という文字は「両生類」を意味し、
 「夷」という文字は、「弓を扱う人」という意味があるようです。

※画像は、北海道の歴史(北海道新聞社 榎本守恵 著)より引用


 つまり、「蝦夷≡両生類のように水陸どこでも弓を使って狩が出来る人」という意味が本来の意味なのかと。
 これなら、先住民族の生活様式をそのまま表現できるはずです。

 日本では、江戸幕府の時代まで、東海道、東北道、東山道、南海道、などといった、○○道で広域行政区画
 を示していて、それに倣ったものです。
 また、「蝦夷地」という呼称の他に「北州」「十州」、古くは「渡り島」とも呼ばれていたようです。

カイ

北加伊道

北海道

 ・先住民族における呼称   ・北の海にある「カイ」という地域   ・当て字「加伊」が変化


 また、あらゆる場所で既出ですが、「北海道」を「北海」と略すことが無いのは、
 地域名そのものであると共に、日本の行政区画の名前でもあるからです。

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