不都合な真実集 - 雪道の歩き方

文責:たかはし@札幌

格言:冬の北海道では、滑り止め対策のした靴を履きましょう... (^^;

まずは靴底から


本州で一般に売られている靴の靴底です。(これは横浜市で購入したもの)
これでは、雪道では滑ってとても歩けません。
何度も転ぶ羽目になるでしょう。


北海道で一般に売られている靴の靴底です。
スタットレスタイヤと同様、複数のギザギザや凹凸があります。
これが滑り止めに威力を発揮します。

かかとの部分には、この写真の様にスパイクがついているものもありますが、これは気休め程度です。
滑り止め効果を期待してはいけません。

冬に北海道に来ると、観光客向けに、滑り止め防止のゴムマットが靴屋などで売られています。(¥1,000 ~ ¥2,000)

歩き方にも一工夫を

  1. かかとよりもつま先に体重をかけましょう。

    これだけでもかなり違います。
    ただし、体重をかけすぎると前に転ぶことがたまにあります。
    かかとに体重をかけてると、突然後ろにひっくりかえります。
    この場合、転び方を間違うと大怪我する場合があります。

  2. 着地はゆっくりと。

    勢いよく着地すると、横滑りすることがあります。
    また、雪解け時期などは泥が跳ねて靴や上着が汚れてしまう場合があります。
    つま先で蹴って、かかとで着地する様にすると効果的です。

  3. 足は引きずらない様に。

    雪道に慣れていない人が足を引きずる様に歩くと、バランスを崩し簡単に転んでしまいます。
    北海道で売られている靴の靴底を見てみましょう。複数のギザギザが凹凸があります。
    引きずって歩くと、雪や氷のかけらが隙間に入り込み、滑り止め効果がなくなってしまいます。

  4. 雪道に慣れていない人は、手袋を使いましょう。

    標準語で「手袋をはめる」「手袋をつける」というところを、北海道では、「手袋を履く」といいます。
    それだけ冬の北海道では、外出には欠かせないものなのです。

    寒いと、よくポケットに手を入れて歩きますが、転んだときに怪我をする原因でもあります。
    ですから、雪道になれていない方は、ポケットに手を入れて歩く代わりに、手袋の使用をお勧めします。

転び方を間違うと大怪我します(^^;

もし転んでしまう場合は、以下のことに留意しましょう。(といっても難しいですが)

 ○ 片手で地面につくと、骨折することがあります。手袋をしていないと、氷で切り傷・擦り傷を負うことがあります。
 ○ 人間はとっさの判断で、両手を地面について転ぶ本能があります。
 ○ 尻で転ばないと、腰痛になったり、骨折や骨のヒビ、打ち身、捻挫などの症状に悩まされる事になります。
 ○ 頭を打ってしまったら、迷わず病院にいきましょう。
 ○ 無理にバランスをとろうとすると、捻挫や骨折を引き起こす事があります。


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