Last updated 2015.01.13(Tue)
著作:たかはし@札幌
- 北海道では、社会生活の効率重視、あるいは寒さから身を守る為に、挨拶に独特の交わしかたがある。
(本当かどうかは良くしらないが)
- 以下は、本州出身人が実際に驚いたという実話である。
> 昨年、札幌のマンションに越しました。同じ棟のおばあさんが、エレベーターで Thanks 匿名さん (2004/02/05)
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- 北海道は、じゃがいもの産地。だから、「いも」と言えば、ジャガイモを指すのが普通。
これが他の地方だと、決してそうではないから面白い。
- 現在の北海道の住宅は、明治の開拓時代から各種方面から研究と実験を重ねて実用化した、世界に誇れる「寒冷地仕様」の住宅である。
気密性が高く、断熱性も高い上、常に暖房をフル稼働させるので、家の中は本州の一般的な家より暖かいのである。
そのような状態であるので、家の中は30℃を越すことも珍しくない。
- だから、Tシャツになっても大丈夫なのであり、アイスクリームが食べたくなるのである。
故に、北海道の店は年間を通してアイスクリーム各種商品が販売されている。
- そんなに暖房が効くなら、少し節約を考えて、こまめに暖房を切ればよかろう、と思われる方々もいるだろう。
しかし、やはり冬の北海道は甘くない。暖房を切れば、再び暖かくなるまでの時間がかかり、やはり寒さを凌げない。
この当たりの暖房技術はまだまだなのかもしれない。 ^^;
- 北海道の自動車税は、他都府県に比べて安いという話を聞くことがある。
実際それは事実であった。10% 〜 15% は安い。
- 「事実であった。」と、過去形なのは、実は2004(平成16)年から、この措置が段階的に無くなったからである。
2006年には完全にこの措置は無くなった。
- 安くしていた根拠として、冬季の1ヶ月〜2ヶ月の連続期間、自動車の運行が、除雪の不備などで不可能な地域の存在があったことである。
そして、2002年冬から、北海道庁でこの実態を調査したところ、
1ヶ月以上も自動車の運行が不可能になるような地域は存在しなくなったことが明白になったのが、自動車税軽減措置廃止の根拠でもある。
- 別名に、「石炭手当て」「石油手当て」「暖房手当て」「燃料手当て」などあるが、意味は同じ。
- 北海道・東北の企業や公務員には、冬の寒さを凌ぐのに必要不可欠な暖房燃料費や衣服費などを、
毎月の給料やボーナスとは別枠で支給する、という特別な手当てがある。
最近は、このような手当ての無い企業も多い。
- このような手当てが出る企業は、おおむね、毎年10月〜12月上旬に手当てが支給される。
- 昔は、「石炭手当て」という名前が一般的で、文字通り一冬を過ごすに必要な量の石炭が買えるだけの手当てが最低限支給された。
しかし、正式名称は今も昔も「寒冷地手当て」である。
- 現在の寒冷地手当ては、単身者は 800L前後、所帯持ちは 1200L 前後を基準として、その年の10月の灯油の時価をもとに手当ての額を決める。
- ご存知の方も多いと思うが、北海道には和人文化とは異なった文化を持つ先住民が元々住んでいた。
- 1879(明治12)年公布の郡区町村編成法で、法的に集落などの名前が付けられたが、
北海道の場合、実際は先住民が使っていた地名の多くをそのまま尊重・反映したものであった。
- 「ベツ」は先住民の言葉で「(氾濫する)河川」を意味する。
- 「ナイ」も先住民の言葉で「(流れの静かな)河川」を意味する。
これらが地名に登場してくる理由のひとつに、先住民が河川を目標物のひとつにしたり、居住の拠点としていたからだと言われている。
日高地方の静内町には、大きなコタン(集落)があったという話もある。
- 「ベツ」で終わる市町村名は、北海道の 212市町村(2003年現在)中、26市町村(12.2%) である。
「ナイ」で終わる市町村名は、北海道の 212市町村(2003年現在)中、7市町村。
札幌も「サッポロ・ベッ」(乾いた、大きな、川)が地名の語源である。
- 「てんぷら」は標準語である。しかし、北海道ではなぜか2つの意味があり
「天ぷら」 | 〜 | これは標準語用法。 |
「さつま揚げ」 | 〜 | 北海道的用法。 |
- 「やきとり」も標準語である。しかし、北海道の道南地方や室蘭地域に限っては、
「やきとり」=「豚の精肉の串刺し」である。
- 函館市とその近郊に展開する、「はせがわストア」という、コンビニと量販店の中間のような店がある。
そこには「やきとり弁当」という名物弁当があり、「やきとり」に「豚の精肉」が使われている。
- なぜ「豚の精肉」なのかというと、特に2次大戦後、鶏肉が不足し入手困難だった時期があり、
その頃に代替品として「豚の精肉」が流用されたことに始まる。と言われている。