北海道庁(国の直轄機関)は、地方自治法施行により、本州の府県と同じ扱いとなり、やっときちんとした形の地方自治体上級官庁になる。
今では、市制施行などは北海道議会での議決権限で事実上承認され、官報告示の形を取るが、当時は北海道庁自体にそのような権限が無かったようで、直接、内務省の役人が視察に来るなどの事が行われていたようだ。
この期間に市制施行した自治体は5つあるが、すべてそのような手順を踏んだものと思われる。
1947(昭和22)年5月現在の市町村数は267。1949k(昭和24)年の広尾郡忠類村の分村を最後に市町村の数は最高に達し、全国的な流れに沿う形で昭和の大合併時代に入る。
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