北海道の歴史綴 - 昭和の大合併から平成の長期不況

これ以後は、全国的な画一的な流れの影響をうける。
昭和の大合併で、北海道の市町村数は2割減った。全国的レベルでは3分の1になったようだ。
北海道の開拓事業は質的な変化をして、北海道開発局(現:国土交通省北海道局)がその主な役割を担う。

昭和30年代から昭和40年代にかけての日本の高度成長時代、札幌市への人口集中は凄まじく、1945年からの約25年間で、札幌市の人口は5倍になり、1970(昭和45)年に100万都市宣言をするほどになった。

また、西暦2000年を過ぎたあたりから、北海道の人口が転出超過により緩やかな減少を始めているが、札幌都市圏は人口増加している。


1948(昭和23)/10/05従来の14支庁は道庁の地域出先機関となる
1950(昭和25)/06/XX総理府直轄で北海道開発庁設置
1951(昭和26)/07/XX札幌に国の出先機関として、北海道開発局設置
1953(昭和28)/09/XX町村合併促進法成立。
1953(昭和28)/10/XX町村合併促進法施行。
1956(昭和31)/06/XX新市町村建設促進法施行。
1972(昭和47)/04/01札幌市、川崎市・福岡市と共に政令指定都市となる

 

全ての面で遅れをとっていた社会基盤整備は、昭和60年代に都市部で一部分が概ね追いつき、今度は画一的な国の政策によって、寒冷気候の特殊性が考慮されていない各種政策や行政態様が問題になりはじめている。

そのため、「道州制」を提言するなどの動きがある。

 
○当面の財政状況の優劣(2001年)
財政状況地図
     
財政状況 良 ← ------------- → 悪
 白・黄色系統は全く問題なし、緑系統は一応安全圏だが要注意、 グレーはやや厳しい、赤系統は破綻のシナリオも考えられる、 という状況を示す。
 
参考資料:
  • 全国市町村要覧(各年度版)/自治省(総務省)行政局振興課編/第一法規
  • NHKふるさとデータブック/NHK/NHK出版
  • 各市町村Webページ、他
○昭和の大合併時代の動き/1954(昭和29)年 ~ 1961(昭和36)年

1954(昭和29)年
07/01札幌郡江別町 → 江別市
空知郡赤平町 → 赤平市
紋別郡紋別町+渚滑村+上渚滑村 → 紋別市
上川郡士別町+上士別村+多寄村+温根別村 → 士別市
松前郡松前町+大島村+小島村+大沢村 → 松前町
08/01中川郡智恵文村 → 上川郡名寄町

1955(昭和30)年
01/01松前郡吉岡村 → 福島町
01/15寿都郡寿都町・樽岸村・歌棄郡歌棄村・磯谷郡磯谷村 → 寿都町
02/01宗谷郡宗谷村 → 稚内市
02/11檜山郡泊村 → 江差町
03/01札幌郡琴似町・札幌村・篠路村 → 札幌市
04/01上川郡神居村・江丹別村 → 旭川市
上磯郡茂別村 → 上磯町
瀬棚郡東瀬棚町+太櫓郡太櫓村 → 瀬棚郡北檜山町
岩内郡小沢村+発足村+前田村 → 岩内郡共和村
岩内郡島野村 → 岩内町
苫前郡天売村 → 羽幌町
中川郡西足寄町+足寄郡足寄村 → 足寄郡足寄町
十勝郡大津村(消滅)→ 広尾郡大樹町・十勝郡浦幌町
釧路郡昆布森村 → 釧路村
厚岸郡大田村(消滅) → 厚岸郡厚岸町・川上郡標茶町

1956(昭和31)年
04/01上川郡名寄町 → 名寄市
09/15利尻郡沓形村+仙法志村 → 利尻郡利尻町
09/30常呂郡相内村 → 北見市
島牧郡東島牧村+西島牧村 → 島牧郡島牧村
美国郡美国町+積丹郡入舸村+積丹郡余別村 → 積丹郡積丹町
常呂郡若佐村 → 佐呂間町
浦河郡荻伏村 → 浦河町
河西郡御影村 → 上川郡清水町

1957(昭和32)年
04/01河西郡川西村・大正村 → 帯広市
空知郡三笠町 → 三笠市
茅部郡落部村 → 山越郡八雲町
08/01根室郡根室町+和田村 → 根室市

1958(昭和33)年
04/01忍路郡塩谷村 → 小樽市
07/01千歳郡千歳町 → 千歳市
空知郡滝川町 → 滝川市
空知郡砂川町 → 砂川市
空知郡歌志内町 → 歌志内市

1959(昭和34)年
04/01根室郡歯舞村 → 根室市
苫前郡焼尻村 → 羽幌町

1960(昭和35)年
無し

1961(昭和36)年
04/01上川郡永山町 → 旭川市
05/01札幌郡豊平町 → 札幌市

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